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細胞検査士資格

小さな細胞検査のプロとして活躍

臨床検査技師が活躍する検査の中でもがん細胞の有無などを確認する仕事を専門的に担当するのが細胞検査士になります。
正常な細胞が存在している中で異常な細胞つまりがん細胞を発見することで早期発見早期治療に繋げるために活躍します。
がん細胞は患者さんの痰や尿、子宮頚管などから採取した検体を顕微鏡で確認する地道な作業になります。
細胞検査士として活躍している人は全国各地に約7千人存在していますが、そのうち約6割が女性という事も大きな特徴といえます。

細胞検査士資格の概要

細胞検査士資格の主催機関は、日本臨床細胞学会です。
臨床細胞学が健全に発展し普及するために活動しており、細胞検査士の認定試験を実施していることもその一つとなっています。

参考:http://jscc.or.jp/others/others3/

受験資格は臨床検査技師と衛生検査技師を取得している方が対象になりますが、いくつかのルートがあります。
まずは細胞検査士を養成可能な課程がある大学に入学して単位を習得する方法、大学などを卒業してから臨床検査技師や衛生検査技師の国家資格を取得してから細胞検査士になるための養成所に進んで所定の課程を修了する方法、臨床検査技師や衛生検査技師の資格を得てから細胞診の実務経験を1年以上経過する方法のいずれかに該当する方が対象になります。

試験内容は一次試験と二次試験が実施され、一次試験では筆記試験とスライド投影の細胞像を判定する試験が行われます。
筆記試験は総論、技術、婦人科など合計120問が出題され、細胞画像試験は約60問出題されることになります。

一次試験に合格した方が二次試験に進むことができます。
二次試験では顕微鏡のスクリーニング試験と細胞同定試験などが行われます。
スクリーニング試験は痰や尿、体腔液など細胞診標本を一定時間内顕微鏡で確認して標本に存在している異型細胞や悪性細胞を発見して病変を推定する内容で、童貞試験は細胞診標本の細胞を確認して組織型を推定する内容、標本作製実技試験は標本を作製する技術が問われる内容になっています。

受験日は一次試験が毎年10月頃に東京と大阪で、二次試験は毎年12月の初旬から中旬に東京で行われます。
一次試験に合格したものの、二次試験では不合格となった場合には翌年の一次試験が免除されて二次試験から再度チャレンジすることも可能です。
受験料は3万1500円で、二次試験に合格すると細胞検査士の資格を得ることができます。

なお、更新は4年ごとに行う必要があり、学会やセミナー、研修会などに参加して所定の単位を取得しなければいけません。
患者さんの病変を確実に判定しなければいけない重要な資格なので、常に新しいスキルを習得してもらうために必要な更新制度になっています。