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輸血検査技師認定資格

安全性の高い輸血を行うために活躍

突然の怪我や手術などにより大量に血液を失ってしまった患者さんには早急に輸血を行う処置が必要になりますが、他人の血液を「移植」することになるため副作用や合併症のリスクは少なからず伴うものです。
正しい知識と技術を持っていなければ安全性の高い輸血処置はできないと言われているほど重要なものです。
輸血に関する正しいスキルを習得し、安全性の高い輸血を実現するために技師の育成を目指して誕生したのが輸血検査技師制度です。

輸血検査技師認定資格の概要

輸血検査技師士制度を運営しているのが認定輸血検査技師制度協議会です。
受験資格があるのは臨床検査技師の資格を既に取得していること、受験申請時に所定の学会に通算3年以上そして現在も会員であること、輸血検査歴3年・他の検査歴も含めて満5年以上にわたる検査業務の実務経験があり所定の資格審査基準を満たしていること、受験申請にあたって所属長からの了解を得ること以上の条件を全て満たしていなければいけません。
受験資格を満たす条件に関しては細かく規定されていますので、詳しくは公式サイトに記載されている内容をよく確認することをおすすめします。

参考:http://yuketsu.jstmct.or.jp/authorization/for_ctl_technician/

受験資格を満たしている方は申請料15000円を納入して受験申請を行ないます。
新規受験をする方は1月中旬から下旬まで、再受験をする方は2月初旬から中旬までの期間に手続きを終えるようにしてください。
用意しなければいけない書類も多いので期間に余裕を持って準備しておくと良いでしょう。
受付後、事務局が受験資格を審査した結果が通知されますので、その結果を受けて3月から4月にかけて研修先になる施設の指定や合同研修会の日時が連絡されます。

指定施設での研修は3日間に渡って行われ、病院では2日間血液センターで1日行うことになり、4月から6月の間に実施されます。
その後2日間の合同研修会が京都府立医科大学で実施され、初日が合同研修会で翌日は一次試験が行われます。
研修料は12000円、一次試験料は3000円の費用が必要になります。
一次試験はマークシート方式の筆記試験が約1時間行われます。

一次試験に合格後二次試験に進むことになりますが、二次試験の受験資格を得た方には7月に連絡がされて8月に二次試験が行われ、試験料は16000円になります。
二次試験は筆記試験と実技試験が行われますが、特に実技試験では結果が正解していることはもちろんですが確実な実技や熟練度も評価対象になります。
二次試験合格後に輸血検査技師として認定されることになりますが、登録料として2万円必要になります。
認定されるのは9月頃の予定になっています。

認定期間は5年間なので、認定期間の最終年に更新手続きを行う必要があります。

緊急臨床検査士認定資格

比較的新しい資格として注目

重要性が再認識されているのが緊急臨床検査です。
緊急時に正確な検査結果を出して適切な処置が早急に行うことができるように活躍するのが緊急臨床検査士です。
平成4年から行われている比較的新しい認定資格ですが、臨床検査技師の有資格者が目指す資格として注目されており、約5千名の緊急臨床検査士が誕生して各分野で活躍しています。

緊急臨床検査士認定資格の概要

受験資格は臨床検査技師の国家試験に合格後登録手続を済ませて臨床検査技師の資格を得ている方で、一次受付をしてから受験資格の連絡を受けている方が対象になります。
受験希望者はまず一次受付を行ない、希望者が定員に満たない場合には受験資格を得ることができますが、希望者が定員以上になった場合は抽選を行って受験資格を得る方が絞られることになります。
これは受験会場で収容できる人数が限られているための措置になっています。

一次受付期間は1月中旬から下旬までなので必ずこの期間内に申込みを行ないます。
申込みはインターネットで所定のフォームに入力をして送信するだけでOKです。
この時に希望する受験地を選択することになりますが、例年関東と近畿は応募が多くなって抽選になることが多いとされています。
関東は3箇所の受験会場が用意されていますが、どの会場にしたいと選択することはできません。

一次受付の結果受験資格を得ることができた方は、願書を作製して期間内に提出をして受験料32400円(税込)を納入することで正式に申込みが完了します。
一次受付で受験資格を得たと連絡を受けただけでは申込みが完了していませんので間違えのないようにしてください。
残念ながら受験資格を得られなかった場合は、辞退者が出て繰上げになるのを待つか翌年に再度申込みをすることになります。

試験内容は筆記試験と実技試験が行われますが、患者さんの情報を入手する受付から緊急検査結果の解釈やコメントを含んだ報告までの範囲になります。
緊急検査を行うために必要とされる基本的な知識や技術、尿や血液など検体の採取方法など幅広い内容のスキルを習得していなければいけません。

試験は7月に2日間連続で行われ、初日は筆記試験で翌日実技試験が行われます。
実技試験は各会場の定員が120名なので午前と午後のグループに分かれて実施されることになります。

試験の結果合格できた方は緊急臨床検査士として登録されますが、認定料の5400円を納入しなければ認定登録番号と認定証が発行されませんので早めに手続きを行ないましょう。
更新制ではありませんので、欠格するような行為をしない限りはずっと維持できる資格になります。
資格取得時のレベルを保証するものなので、各自更にスキルアップを目指すことが大切です。

二級臨床検査士認定資格

各科目で諸検査を正しく行うスキルを証明

臨床検査技師の資格を取得して登録を済ませてから更にスキルアップを目指すために取得を目指したいのが二級臨床検査士認定資格です。
将来的には一級の合格を目指したいものですが、一級を受験するためには二級に合格していることが条件になりますので、まずは二級合格を目指して段階を踏んでスキルアップを目指します。
昭和29年に実施されてから100回以上も実施されている歴史のある認定資格であり、これまでに各科目を合計すると約3万5千人の合格者を輩出しています。
科目によってばらつきはありますが、合格率の平均は60~65%程度ありますので決して難易度が高いという試験ではありません。

二級臨床検査士認定資格の概要

受験資格は臨床検査技師に合格をして登録を終えている方と一次受付をしてから受験資格の連絡を受けているという条件を満たしていなければいけません。
一次受付は1月中旬から下旬にかけてインターネット上で申込みを行ないます。
受付フォームに必要事項を入力して送信すると一次受付番号が表示されますのでこの番号を絶対に忘れないように控えておきます。
受験会場で収容できる人数が異なるため、受付時に所定の人数を超える申込みがあった場合には抽選が行われて受験資格の可否が決定されることになります。

受験資格の可否については一次受付番号で公表されることになっていますので、期間内に願書を提出して正式に申込みを行うことになります。
願書などの書類提出と合わせて受験料の振り込みを行ないますが、受験料は税込2万7千円です。
この段階で受験資格を得られなかった場合は受験辞退により欠員が生じた時に繰上げが行われて受験資格を得られる場合もありますし、繰上げにならなかった場合には残念ながら次年度のチャンスを待つことになります。

試験内容については筆記と実技の試験が実施されますが、科目によっては実技試験で口頭試験が実施されます。
8種類の科目によって試験範囲が異なりますので、それぞれの内容をよく確認したうえでしっかり勉強をしておくことが大切です。
試験日程は7月から8月の土曜日と日曜日になりますが、詳細については科目や受験番号によって異なるため各自確認してください。

試験に合格をすると二級臨床検査士として登録がされますので、認定証料として税込5400円を納付すると認定証が発行されます。
認定証の発行を受けなければ登録番号も発行されないため、試験に合格をしていても実質的には二級臨床検査士として認められないことになるので忘れずに手続きを行ないましょう。
なお、二級に関しては更新制ではないため資格のレベルについてはあくまでも取得当時のものを示すことから、受験資格を満たした段階で一級の取得を目指すことをおすすめします。

一級臨床検査士認定資格

臨床検査士最高級の試験

臨床検査は現在の医療で必要不可欠な存在として活用されていますが、より精度の高い検査結果を得るためには熟練の検査技術が必要とされます。
既に高度な検査技術を習得していること、今後登場する新しい検査法を積極的に取り入れることができる能力、英文を和訳する能力など臨床検査士として高度なスキルを習得していることを証明する最高級の資格とされているのが一級臨床検査士認定資格です。

参考:http://clmj.umin.jp/competency/first/index.html

一級臨床検査士認定資格の概要

認定試験は日本臨床検査医学会と日本臨床検査同学院の共催により行われています。
試験が実施されるのは一年に一回で毎年8月末から9月初旬までが願書の提出になっていますが、大体10日間程度しかないため忘れずに提出しなければいけません。

試験は一次試験が10月と二次試験が11月に分かれて実施される予定です。
一次試験では筆記試験が行われ、概要する科目の学術と一般常識が出題されます。
科目は微生物学や病理学など8種類存在しており、一回の受験で一科目だけ受験できることになっています。

共通・専門英語が1時間半、専門筆記が2時間実施されることになっており、このうち共通・専門英語が不合格になって専門筆記だけ合格基準に達していた場合は二次試験に進むことも可能になっています。
ただし、3年以内に共通・専門英語の合格を目指さなければいけません。
一次試験の共通・専門英語と専門筆記の両方を受験する場合には税込み21600円の受験料が必要ですが、前年に専門筆記だけ合格していて今年度は共通・専門英語だけを受験するという場合には税込10800円の受験料になります。

二次試験では実技試験が行われますが、各科目の単位制合格という仕組みです。
不合格になった単位があれば、次年度に再試験を受けて所定の単位を目指します。
合格単位の有効期限は2年になっていますが、翌年に受験しないという場合には有効期限が3年になります。
二次試験の受験料は税込32400円になります。

受験資格は臨床検査技師の資格を取得してから5年以上の実務経験がある方で、二級臨床検査士に合格してから3年の実務経験があり、検査室で指導的技術者という立場に相応しい人物であることを所属長が証明してくれなければいけません。
提出書類を揃えて願書を作製し、必ず提出期限に間に合うように送付してください。

合格後は一級臨床検査士として登録するために認定料として税込5400円を納付して認定証を発行してもらう手続きが必要になります。
登録を受けてから有効期間は5年間なので、その後は5年毎に更新が必要になります。
更新申請を行ない、審査基準を満たす単位を取得しなければいけません。
受験資格があると認められると更新試験を受験して合格すると、更新登録料として税別1万円を納付する手続きが必要になります。

治験コーディネーター認定資格

新薬開発に貢献する仕事

近年の医薬品を開発する技術はめざましく、様々な病気を治療するために役立つとされる新薬が登場しています。
新薬を開発し、実用化するまでにはたくさんの人々が関わることになりますが、そのためには治験と呼ばれる安全性を確認するための臨床試験をパスしなければいけません。
治験をスムーズに行ない、被験者のデータを正確に収集するために活躍するのが治験コーディネーターいわゆるCRCの役割になります。
治験コーディネーターになるためには必ずこの資格を取得するべきというものではありませんが、専門性の高い業務を担当することになるため臨床検査技師や看護師、薬剤師など医療系の専門資格を取得している方が認定資格を取得して仕事に従事するケースがほとんどです。

治験コーディネーター認定資格について

治験コーディネーター認定資格については複数の団体や学会より認定されるものが存在しています。

日本SMO協会が主催団体として公認しているCRC制度については、受験資格は協会が定めているCRC導入教育研修を修了して既に修了証を取得していること、導入教育研修が修了した日から2年以上CRCの実務経験があること、要綱細則で決められている継続教育の基準に適合していることの条件を満たしている方が該当します。
条件に合致している方を対象に受験手数料として1万円で年一回だけ筆記試験を行う方式で認定試験が行われます。
更新については5年毎に行われ、更新試験を受験して合格するか、更新条件を満たしていれば無試験で更新できるという仕組みになっています。

参考:http://jasmo.org/ja/expart/license/index.html

日本臨床薬理学会が主催団体になっている認定CRC制度は、受験資格として専任CRCの実務経験が2年以上あることなどの充分な実務経験を有していること、CRCとして活動した実績を所属長などが証明できること、学会が指定しているCRC研修会などに参加した実績があることという条件を全て満たしていることが必要になります。
必要書類を揃えて受験料2万円を送金して申込みを行ない、東京の昭和大学で筆記試験と面接試験を実施することになり、筆記試験は多肢選択式と論文形式で合格者は機関紙でも発表されます。
その後理事会で認定されてから認定料として3万円を納入すると認定CRC証が交付される流れになっています。
なお、更新は5年ごとで学会が指定している研修を受講して合計100点以上取得することが条件になります。

この他にも認定開発支援ネットワーク、SoCRA日本支部などが認定している資格が存在しています。
どの認定資格を取得するべきなのかは職場によって指定される場合もあるため一概にはいえませんが、認定資格を取得することが昇給などの条件になっている場合もあるので積極的に取得を目指しておきたい資格です。